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新しい一歩。


【22時追記】
みなさま、本当にありがとうございます。

夕方PCをあけて、アクセス数にびっくり。
メールマガジンの登録も、こんなに。

そしてメールボックスには沢山のお祝いのメッセージ、
「待ってましたよ♪」の温かなお言葉。
「私もがんばります」「なんだか涙が出てきました」と、
こころ近くに寄り添ってくださって。

メールで、お電話で、
一つ一つの言葉に、何度涙したかわかりません。

お返事かならず、大切に大切に、させていただきます。
ゆっくりお待ちくださいませ。


+++


新しい一歩。_d0227246_23521127.jpg
迷い、恐れ、そしてまた惑い・・・



お知らせできる気持ちになれるまで、
かなり時間がかかりました。

FU-KOとしての、4年目の目標。
お知らせさせてください。



それは・・・


ハンドメイドを楽しまれている方へむけて、型紙をお配りすること。
そのための、ネットショップをひらくこと。

です。
(ああ、やっと言えた・・・^^;)


親しい友人や家族、
このブログやハンドメイドを通じて仲良くさせていただいている方々にも、
かなり相談させていただいて、アドヴァイスや勇気をいただいて。
やっと発表できる気持ちになれました。

みなさん本当に本当に、ありがとう。




とっても、長くなります。


プロフィールにもありますように、
わたしはハンドメイドを独学で勉強しています。

最初は市販のお洋服の型を見よう見まね、
洋裁の本や文化服装の専門書を読んだり、
ひたすらお洋服の裏を数時間眺めたり。(笑)
時には手持ちの洋服を解体して・・・

というのも、
ゴンが標準的な体系でなかったため、
市販の型紙があわず、また、元来仕様書などを読むのが苦手なわたし。(笑)
必要にせまられて、といった感じで始めたパターン作りでした。

そんなプロではない、一介の作家としての私が、
型紙を販売させていただくこと。
正直迷いがいっぱい。

また、客観的にみて、
わたしの作るパターンは決してそれ自体が個性的ではないと思うので、
果たして需要があるのかどうか?

との自問自答で、いつも思考がストップしてしまっていました。


ただ、
FU-KO basics.(ハンドメイドのショップ)を始めさせていただくずいぶん前から、
パターン販売のご要望を沢山いただき続けてきたこと。
そしてそのお声がここ最近、さらに増えていること。

また、
私が作ることのできるハンドメイド作品に対して、
あまりに沢山の方にご希望をいただいていることに、
有難くも、申し訳ない気持ちをずっと感じてきたこともありました。

お客様にはハンドメイドを趣味にされている方も多く、
「パターンがあれば作れるのに・・・」
「他の生地で同じものが作ってみたい」
といったご感想もよくいただき、心苦しく思っておりました。


実は、
昨年FU-KO basics.でご紹介できるお洋服の数量をどうにか増やせないか、と、
他の手立てを検討したことがありました。

それはカットソーやスパッツ、シンプルなパンツなど、
定番のアイテムだけを外注して量産すること。
いわば、ブランド化です。

それはとても魅力的なことに思えました。
わたしの理想とする材料で、理想とするパターンが、
プロの縫製で製品になる。

定番アイテムを量産することで、
わたしはさらに新作の製作に専念できるのではないか。


・・・だけど。


私がハンドメイドのお洋服を、どんな思いで作ってきたのか。

テーマは、「思い出にのこるお洋服」。
すべて、着る人のことを思い浮かべながら、着心地を考えながら、
作ってきたお洋服だった。

ハンドメイドって、あたたかい。
そして、唯一無二のもの。

ひとつひとつ手と愛情をかけられたハンドメイドの品には、
愛とぬくもりがこもっていると信じています。

そして、そのぬくもりは、
けっして、量産した製品からは生まれないのではないかと思ったのです。


そうだった、
私がハンドメイドを通じてしたいことは、
そんなあたたかさを伝えることだったんだ。

ならば、お洋服をハンドメイドされる方々に、
わたしのパターンを通じてあたたかさを伝えることが、十分できる。

また、仕様書を理解するのに果てしなく時間がかかり、
本の後ろの、まるで地図の等高線のように複雑に配された型紙から
必要なパーツを写し取ることができなかった私。

プラスに考えれば、プロでない私だからこそ、
作りやすく分かりやすい型紙作り、仕様書作りができるんじゃないか。
それならば、ハンドメイドをしたくても踏み出せない方に、
作る喜びを伝えられるのではないか。


そう気づけたことで、
ほっと肩の荷がおりたような。

ゆるゆると、覚悟ができた気がしました。



そして最後に・・・
彼女をご存知の方には大変辛いお知らせですが、
わたしの大切な親友、kokoperiの容態が、先月からまた悪くなりました。

きらきらした10代を共にすごし、
泣き、笑い、時に衝突して絆を深め合った大切なともだち。
彼女もまた、ハンドメイドのあたたかさを伝える作家の一人として、
歩み始めたばかり。

まったく見当違いな方向性かもしれないけど・・・
日々病気に向かって戦っている彼女に寄り添うべく、
私もこれまで以上に頑張ろう。

そう思ったのでした。



+++


とは言っても、肝心のパターン作りがまだ試作段階です^^;
(えらそうなこと書き連ねたのに、スイマセン)
印刷会社すら決まってない段階でのお知らせ、
申し訳ございません。

でも、自分の気持ちを向かわせるために、
どうしても今の段階で発表させていただきたかったのです。


取り急ぎ、ショップの登録のみ、
させていただいております。

「てのひら。~original pattern shop by FU-KO」
http://fu-ko.ocnk.net/


あなたのてのひらからも、
温かな作品が生まれますように。

そんな思いをこめて、つけました。


オープンはまだ未定ですが、
5月~6月中にはできればとおもっています。

決定しましたらメールマガジンにてお知らせ致しますので、
トップページよりメールアドレスの登録をお願い致します。


同じく5月末にはFU-KO basics.をオープンさせていただく予定でおりますが、
作業時期が重ならないよう、どちらかを調整させていただくこともあるかもしれません。
なにとぞご了承くださいませ。

そして、
FU-KOのハンドメイド作品を楽しみされている方には、
一番心配されていることかとおもいますが、
FU-KO basics.は今までどおり全力で頑張っていこうと思っていますので、
どうぞ引き続きよろしくお願い致します。


どうしても慣れないうちは製作が遅れがちになるかもしれません。

ただ、パターンショップについては軌道にのれば、
発送等をどなたかお手伝いをお願いすることも考えています。

どうぞのんびりゆったり、
長い目で見守ってくださいましたら幸いです。




最後までお読みくださり、
ありがとうございました^^*


by fu-ko-handmade | 2012-05-09 01:05 | パターン(型紙)

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのある暮らしを提案します。


by FU-KO