わたしとモノとの付き合い方。

d0227246_1027189.jpg


わたしのモノ選びは、時にじっくり。
時にさっぱり。

古いものや手仕事のものが好きなので、
時間をかけて選んでいるのですか?と聞いていただくことが多いですが、
実は全ての場合そうでもなく。

ふらりと入った雑貨店でたまたま目にしたものだったり、
旅先で手に取ったものだったり。
ネットショップで買ったものもあれば、近所のホームセンターでみつけたものも。

はたまた、粗大ゴミの日に道端に捨てられていたのを見て、
持ち主にお願いして持って帰ってきたこともあります。
節操ないですね(笑)

d0227246_10272723.jpg


その際にルールにしていることは特になく、
やっぱり「縁」なのだと思います。

新品ならば、できれば使っていて手に馴染むよう、無着色のものがいいし、
作った人の思いも一緒に使っていけたら何よりだから、
作家さんのものであればなおいい。

使う風土に合っているから、国産のものであるのがベストです。
かごや工芸品なんかは、やっぱり受け継がれてきた技術もあるし、
若い作り手の人を応援したいという気持ちもあります。

d0227246_10532480.jpg


だけど、これでなくては!と自分にとって完璧なものを求め続けるのは、
こだわりなく安価なものを使い捨てするのと同じぐらい、エゴなんじゃないかな。

たまたま、縁あって私のところに来てくれたモノたち。
そしてそれは値段や品質に関係なく、大なり小なり、
幾人かの人々の思いがあり、手をかけられて生まれてきたのだと思います。

だから、ここが気に入らない、あれが好きじゃない、
と勝手な理由を付けて手放してしまうのは、なんだかすこし寂しい気がして。

わたしがなかなかモノを捨てられないのは、これが理由やなあ。


d0227246_10533449.jpg


それならば、使う場所を変えて。使い方を変えて。
自分で手を加えて、アレンジして。

モノを私になじませるのではなく、私がモノになじんでいく。
付き合い方を変えて、できるだけ使い切った状態で手放す。

手放したなら、すぐに同じものを買い足すのではなく、
無い状態をしばらく味わい、より自分にフィットした暮らしをイメージし、
新たにモノとの付き合い方を考えていく。

たぶん、戦時中苦労した母に「モノを大事にしないと化けてでるよ」って
さんざん脅されてきたからかもしれません(笑)

でも、モノを大切にすることで、モノもわたしを大切にしてくれる。

そんな気がするのです。


d0227246_10535113.jpg


そんな、モノと私との付き合い方を、夏の終わりにNHKさんに取材いただき、
本日テキストが出版されました。

d0227246_11203942.jpg

幸せになる暮らしの道具の使い方。


今回、わたしの本をたまたまご覧になった担当の方から、
ご連絡をいただきまた。

他にそうそうたる達人の方たちが登場されているので、
私なんぞが場違いでは・・・とためらい、最初はお断りしようかと思ったのですが・・・

ご担当の方が
「大きな家でなくても、子どもがいても、高価なものを持たなくても、
自分らしく暮らされているからこそ、ご紹介したいんです!」と熱く言ってくださり、
それならば、とお話をお受けすることにしました。

Eテレにて放映もあり、そちらは来年1月の予定です。
また日が近づきましたら撮影時の様子なども交えて、こちらでご紹介しますね。



FU-KOのfacebookはじめました。最新情報をお知らせしています。
by fu-ko-handmade | 2016-11-25 11:16 | メディア掲載

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのあるほんのりていねいな暮らしを提案します。


by FU-KO