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世界を感じる。


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10/10のアレクサンダーテクニークのワークショップ。

もう1ヶ月経ってしまっていますが
記憶の糸をたぐりよせながら、
ときおり手帳をカンニングしながら(笑)
綴ってみようとおもいます。

この日のさわりは、前回同様、
アレクサンダーの手法を知ってから、
以前と感じ方や体がどう変わったかをお互い話すところから。

私が変化を感じたのは、
抱っこの仕方を変えてから、
心が、というよりなにより、体が変わったこと。
前よりぐっと、腰が楽になった。

それと、床への意識がすごく向くようになって、
ますます床掃除が気になるようになった(笑)


一通り話し終えたら、
今度は足の解剖学的構造についての授業。

ガイコツじっくり見たら、足の骨って足の真ん中にあるのではなく、
ちょっと外側になっている。
あ、ほんまや・・・いつもそんなの考えたことなかった。

だから、膝とつま先が同じ向きでないと、
動かすのとってもストレスがかかるらしい。

日本人の女性に膝痛が多いのは、
「膝をそろえなさい!」って小さい頃から教育されていて、
膝をグッと内側をむけてしまうから。
つま先を膝と同じほうに向けると、どうしてもこぶしひとつふたつ、
間があきます。

でもそうやって座ると、坐骨も痛くならないし、腰もとっても楽。
瞬間に、「私、ここに存在してるーー」
って感じるぐらい、椅子との馴染み方が違うのです。

そうして、じっくり座ることを感じたあとは、
立ち上がり、他の参加者の方と部屋中を歩いてみる。
足を通してみんなとつながっていることを感じながら。
後ろにある空間や、部屋の外の世界のことにも想いをはせながら。

一部屋に10人以上が歩いているのに、なぜか狭さを感じない。
急に視界がひらけて、なんだかどこまでも歩いていけそう。

う~~ん。
面白かった。


最後に、育児と、日々の過ごし方について。

「自分を失わないために」
そのためには、物事をやっている瞬間瞬間に、
床や、空気、音、におい。
私を取り巻く世界を感じながらやってみる。

それはすなわち、自分自身の感覚を思い出す、ということ。
自分の体は触れている面の感触からしか、感じられないから。

そんなふうに、自分自身でいながら子どもに接していると、
子どももなぜか落ち着くらしい。

確かに。
自分を失って「あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ」
意識があっちこっち行って自分のこともままならなくなっていたら、
子どもも不安だろう。

一回目にお話があったのですが
「満足するまでその瞬間を楽しみ切る」みたいなことをおっしゃっていて。

子育てでも家事でも仕事でもそうだけど、
次起こるであろうこととか待っていることなんか、いったん置いておいて、
今この瞬間を満足するまで全うする。
そのほうがあっさり手放せるのよ、って。
回り道のようで実は早いんだって。

ああ、ほんとだな。

子どもと今を楽しみたい、と頭ではわかっていても、
仕事のことをあれやこれや考えてうわの空だったり、
忙しくて眠くて段取りばかり計算してたり、
マルチタスクでいようとおもっていても、難しいんだ。
余計パニックになっちゃう。

そしてその後、「せっかくのお休み、もっと接してあげたらよかった」
なんて自分を責めてみたり。

まずは目の前のことだ。
ひとつひとつ、まっとうしていけたら、
自ずと次が開けてくる。

そんな希望が見えたような気がした、
3回目のワークでした。





子育てスタイル、参加中。


by fu-ko-handmade | 2013-11-15 12:38 | 子どもとのこと

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのある暮らしを提案します。


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