
新刊「毎日着たい、手づくり服」
前作を買ってくださった方から、
また、いつもお世話になっているお客様から「予約しましたよ!」
と嬉しいメッセージを続々といただいています。
まだ中身もわからない段階から、沢山のご予約本当にありがとうございます。
長かった校正作業も、今月第一週に無事終わり、
あとは印刷が済んで、全国の書店に並ぶのを待つ段階となりました。
前回もそうだったけど、この時間はずっと張り詰めていた肩の力がゆるむと同時に、
いよいよお披露目という別の緊張感が生まれてきます。
写真は、カバー写真の候補だった二つのワンピース。
撮影のときも担当さんと迷いに迷って、
結局作りやすさやシーズンレスで楽しめることを考えて、
上のドロップポケットのワンピースに決まったのですが、
わたしはこの赤いドレスもすごく好きで。
デザイナーさんもそのことを知ってくださっていたのか、
カバーの扉写真には赤いドレスの画像が使われていました。
カバーを外した表紙の色も、この色にしてくださっているとか。
見るのが楽しみ。
同じく、最後まで迷いに迷ったのが、本のタイトル。
製作をスタートするときにいくつか候補はあったものの、
今のものに決定したのは、撮影が終わってからだったでしょうか。
最初は「暮らしを楽しむための服」というタイトルを思い描いていましたが、
より分かりやすく中身をイメージしやすい、かつ、
力のあるタイトルをと、担当さんとともに頭をひねり。
平凡かつストレートな表現に落ち着きましたが、
前回の本ともリンクする響きがあるし、
年齢を問わず楽しんでいただける内容に仕上がっていると思うので、
このタイトルは自然になじみました。
今回私が新刊を出すにあたり、思い描いていたこと。
わたしが手づくりやおしゃれを楽しむのは、
暮らしを楽しみたいから。
暮らしのなかには苦しいこと楽しいこと、色々とあるけれど、
私のそばにはいつも手づくりと、手づくりの服があって、
大げさかもしれないけど、それが毎日の希望なのです。
辛いときもそれがすごく前に進む力になったし、
かけがえのない縁を運んできてくれた。
そんな、暮らしを楽しむ前向きなパワーのようなものを、
同じく手づくりをされる皆さんと共有できればいいなあ、という思いがまずありました。
ほんの一枚でもこだわりの手づくり服がクローゼットにあれば、
心が満ち足りるように思います。
それはどんな沢山の既製服もかなわないのです。
手づくりが苦手なかたにも、作っていただきたいから、
前回と同様できるだけ詳細な説明を心がけました。

本のなかのコラムに書かせていただきました。
ここから発売までの一週間、できるだけこの本に込めた思いや、
作品の紹介に当てたいと思います。
お楽しみになさっていてくださいね。

4月20日発売の著書「毎日着たい、手づくり服」
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