
最初の本のとき、担当さんにまずお願いしたことは、
プロのモデルの方を使わないこと。
それから、できるだけスタジオではなく、普段の生活を切り取ったような自然な仕上がりにすること。
それを条件に本作りをすすめてきました。
あくまでもファッションを提案する本だから、
おしゃれで、あ、素敵だなと思ってもらえることももちろん大事かもしれないけど、
それよりも、何気ない暮らしの中で「あ、素敵だな」「手づくりっていいな」
と思ってもらえるような本にしたかったのです。
ゴンをモデルにすることを提案してくださったのは、担当さんからでした。
自分の子をモデルにするなんて、親ばか具合にもほどがある!(笑)と、
当初はお断りするつもりでしたが、でもずっとゴンをモデルに作り続けてきた私の服、
一番着こなしてくれるのはきっとゴンやもんなあ、と。
自然なスタイリングにしたかったのでスタイリストさんはつけず、
ヘアメイクなども私が担当。
まだ10ヶ月だったまめぴーをおんぶしながらついて回ったのも、いい思い出です。
本を出してどんな反響があるか心配でしたが、
「自然な表情に和む」「親近感がある」「うちの子に似てる!」などと意外にも好評で、
ほっと胸をなでおろしました。
保育園のママに「本屋さんで見ました!」と声を掛けてもらったときは、
恥ずかしくてたまらへんかったけど(笑)
二冊目の今回は、メインが大人服ということで企画がスタートしたので、
スタイリストさんもつけ、もちろんモデルもプロの方にお願いするつもりでした。
が、私がお願いしようと思っていたモデルの方が意外に背が高く、
私が作っているサイズ感と、着たときのイメージにずれがでてしまうということが判明。
5点掲載する子供服はゴンがやることに決まっていたので、
それなら美濃羽さんやりませんか?と、また担当さんの男気ある言葉。
一冊目以上に迷いに迷ったけれど、自分で作って、自分で着て、暮らしぶりを紹介できるのって、
読者の方に説得力をもってスタイルを提案できるな、と覚悟を決めました。
昨年12月にお世話になった、メリーゴーランドさんでのロケが皮切り。
お正月開けの忙しい時期に、開店前にという迷惑極まりないお願いにもかかわらず、
快くOKいただき、寿ビルディングのレトロで重厚な雰囲気のなか、
スムースに2カット撮影することができました。

まめぴー、モデルデビューです(笑)
実は、前日39度の熱を出し、一時は難しいかなと思いましたが、
この朝は奇跡的に回復し、大好きながっが(電車)の中での撮影、しっかりお役を果たしてくれました。

ちょうどお正月開けの短縮授業だったゴン、
しっかり邪魔してくれています(笑)
これは、どうにか写真にお気に入りのペンギンのぬいぐるみを
写りこませようとしているところ。

実は・・・
撮影前日も製作に追われ、お正月休みの不摂生がたたりお肌大荒れだったため、
神頼みにも近い気持ちで、シートマスク購入!
はじめてシートマスクをつけた母の姿を見たゴンとまめぴー、
お腹を抱えて笑う、笑う!
そりゃそうよね~、とほほ。

あんたはプルプルやでいらんやろー(笑)

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