リネンの服の洗濯法。

以前個展でリネンのワンピースをお求めの方から、
服のお手入れについてご質問をいただきました。

タックの入ったワンピースを気に入って沢山着ていただいているようなのですが（嬉しい！）
洗濯の度にタックが広がるようになってきてしまい、
シルエットが崩れてきて・・・とのお悩み。

リネンやリネン混のお洋服は、そのナチュラルなシワ感が魅力ですが、
多すぎるとシルエットにも影響してしまうもの。
普段わたしが手作りの洋服をどんな風に手入れしているのかを、ご紹介しますね。


まずは、ギャザーやタックがない平面的なブラウスなど。
ゆるめに脱水したあとにこうしてシワを伸ばして畳んでおきます。

タックやギャザーのあるワンピースなどは、
肩部分をつまんで勢い良くたたきつけるように「パン、パン！」して、
手でシワを伸ばしたあと、ブラウスと同じく畳んでおきます。

他のカットソーやタオル類を上に重ねておきます。
こうすると衣類の重みで細かなシワが伸びます。


すべての衣類を畳み終えたら、ハンガーにかけていきます。
ボタンが付いているものは外しっぱなしにせず、
とめておいたほうが型崩れしにくいです。

シームポケットがあるワンピースやパンツなどは、
裏返しにしてポケットの形も整えて干すようにすると、
きれいな形が保てます。

干すときは、なるべく着ているときと同じ形にするように。
ねじれやゆがみを防ぐことができます。

ワンピースなどは、最後に裾部分だけアイロンをかけると、きれい目コーデも映えます。
リネンはアイロンをしっかり当てるとアタリが出てしまうので、
あて布をするか、裏面から高温短時間であててください。


手間は少しかかるけど、こうして干すとアイロン要らず。
リネンのナチュラルなシワ感を楽しむことができます。

早く乾いて、汚れ落ちもいいリネン。
これからの季節沢山活躍させてくださいね。