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「わたし」と会話する。




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昨日久しぶりに、いつものヨガの会へ行ってきました。
写真は、教室に飾られた秋の花。

子どもの体調不良や、イベントごとが重なって、
気づけば最後に訪れたのは一ヶ月前。


そう言えば、改めてこちらでお話したことが無かったかも知れないけど、
私が通っている会は、いわゆる「ヨガ教室」とは
ちょっと趣が違うのかも知れません。

その会ではヨガのことを「ヨーガ」と呼び、
世間一般で「ヨガ」と言われるポーズの練習のことは、
「アーサナ」と言い、区別します。

たとえば料理すること、子育てすること、人と接すること・・・
ヨガの教えは人生のどんな側面にも、ヒントになるらしいのです。
簡単に言えば、生きることすべてが「ヨーガ」の修行。

だから、私が通う会では、「ヨーガ」は二種類。
ひとつは座学と呼ばれ、メンバーでヨーガの教えを学ぶこと。
もうひとつがアーサナ(ポーズ)。それらを交互に行っています。

アーサナは筋力を鍛えたり、体の柔軟性を高めることではなくて、
瞑想に集中できるよう体を整えるため。
そして、体と心の状態によって乱れてしまう呼吸をコントロールし、
常にフラットでいられるようにするのが目的です。

瞑想に集中できる体になれば、やがてアーサナは必要なくなるらしい。
(極めていくといずれ、食べ物や呼吸も最小限で済むらしい?!?!)
学べば学ぶほど、奥深いなー、と毎回驚きがあります。

この日はアーサナの日。
これまでの一ヶ月、家でもじっくり出来る日が少なかったので、
びっくりするほど体の色んな箇所が悲鳴をあげました(笑)

特に凝り固まっていたのが、肩甲骨と股関節。
ここのところ、PCに向かって書く仕事が多かったからやろなあ。

でも、頭をからっぽにしてひとつひとつ呼吸に集中していくと、
まるで自分自身の体と対話しているような感覚になります。

「そうそう、ここ辛かったね」
「ああ、こんなに張り詰めて頑張ってたんだ」
知らず知らずのうちに体に無理をさせてしまっていたことに気づきます。
自分の体を労いながら、こわばりをゆるめていくことで、
終わったあとは体中に風が通り抜けたかのような爽快感。

わたしが自分だと思っているものは実は自分ではない。
そうヨーガでは教えられます。

こうして自分と対話する時間をもつことで、
不必要なこだわりや力みを持たなくていいことを、
気づけるのかもしれないな。



by fu-ko-handmade | 2015-10-23 09:33 | 好きなもの

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのある暮らしを提案します。


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