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我が家の凸凹さん。

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先日アップした「ちいさな森」に関する記事について、
共感の声や嬉しいご感想を続々と頂戴し、メンバーみんなでとても喜んでいます。

まだまだ勉強不足のわたしなので、やや見切り発車だったかも・・・
ともやもやとしていたところも無いわけではなかったので、
今スタートしてよかった!とホッとしています。

実は「発達障がい=凸凹」について、
自分の暮らしの一部として考えるようになったきっかけは、
ゴンの1歳検診にまでさかのぼるのです。

最初に指摘を受けたのは、保健師さんからでした。
体の成長はゆっくりなものの、彼女なりに成長しているし、
私は問題ないのかなと思っていたのですが、発達の点で気になるところがあると。

というのも、ゴンはハイハイをしないでいきなり歩き始めたのです。
通常はハイハイ→つかまり立ち→歩行、と順を追って発達するのが普通。
さかのぼることもないし、どれかひとつを飛ばすことはないのが、発達というものなんだそう。

引き続き訓練に来るようアドバイスされましたが、
ずぼらな私なので、「そういう子もいるんじゃないかな~♪」と、
そのときは特に気にせず放っておいたのです。
他に大事なことを見落としていた可能性もあるので、まねしないでくださいね!
ほんとにズボラでした・・・(恥)


次のきっかけは、年長さんに上がる直前に、担任の先生から。
「気になる点があるから保健センターに相談に行って欲しい」と。

気になる点とは、わたしもゴンに手を焼いていた点。
こだわり行動が多いこと、皮膚感覚や味覚が敏感すぎること、
計画性、協調性に乏しいこと、特定の友達とばかり遊びたがる、
偏食、呼んでも振り向かない・・・などなど。
先生の所見は「発達障がい」でした。

はじめて聞いたときは少なからずショックでしたが、
今まで育てにくさを感じていたことには理由があったんだな、と、
すとんと腑におちて、なんだか逆に安心したのです。

で、私もゴンと良く似た子どもだったことを思い出しました。
母が私の幼稚園のときのお便り帳を残していてそれを時々開いてみるのですが、
「誰が何と言っても泥遊びをやめようとしません」
「寒いと言ってうずくまったままお帰りの時間まで動きませんでした」となかなかの頑固っぷり。
好きな服もその時々で「これ!」と譲らへんことがあったなあ。
今のゴンそっくりです(笑)

そんな私だったので、協調・協力が大前提の学校生活は辛かったけど、
大人になって自分のそんな性格とも折り合いをつけられるようになり、
「後で困るから予めこうしておこう」などと工夫できるようになって、大分楽になりました。

だから、
私が子どものころに言われて嫌な思いをしたことは出来るだけ言わないようにするか、
もしくは他の言葉に置き換えるようになりました。

例えば、勉強しなさい!ではなく、何時からする予定?と聞いてみたり、
走らんといて!と怒鳴るより、ここは歩こう、と最初に言っておいたり。
名前を言っても振り返らないなら、そばに行って目を合わせる、など。
また、長いお説教は響かないので、できるだけ短い言葉で、順を追って説明したり。

すると不思議や不思議、少しずつではありますが、すんなりと事が進むようになりました。
それまでは言うことを聞いてくれなくて、いちいち「何で?」と腹が立っていたことが、
接し方ひとつでこんなにもおだやかに変わるんだなあ、とびっくり。

また、わかりやすいように部屋を目的別に分けることや、
食事中立ち歩かないくふうをしたり、収納はすべて目でみて理解できるようにしたのも、
ゴンの凸凹の性質に合わせて。
あ、先日ご紹介した「おうちけんぽう」もそのうちの一つです。
発達障がい傾向のある子どもは、言語や音からよりも視覚から多くの情報を得るので、
「見える化」することで次の行動の見通しが立ちやすくなるのだとか。

それまでは「なんで普通のことができないんだろう?しつけの仕方が悪いんだろうか?」
と自分を責めたこともあるけど、「そういうふうにしかできないんだ!」と、
彼女の個性の一つとして納得できてから、少しずつ改善していったように思います。
なにより、私が一番楽になりました。

学校の勉強については、得意な分野と不得意なものの差が激しいゴンですが、
いろいろとゴンとふたり工夫してきたので、だいたいはできますし、
遊びに関してはこだわりが強いけれど、気の合う友達も数人はいる模様。

なので、今のところサポートは必要ではないのかなあ、といった感じです。
今後は分かりませんが・・・その時はその時でまた考えよう!と思ってます。

でもそれも、
5歳のときに先生から言っていただいて、ショックは受けたけれど、
「発達障がい」という凸凹の個性を持っているんだ、と分かったことで、
彼女の個性を「直さなくてはいけない」ものではなく、「工夫次第で折り合いをつけられる」と
信じることが出来たからやなあ、と思っています。
ほんまに、ありがたい機会をいただいたなあ、と今ではそう思えるようになりました。

でも、
育てにくさは感じているものの障がいと気づかずに苦しんでいるお母さんや、
診断をうけても具体的にどうしてあげたらいいか分からない・・・
と悩むお母さんお父さんって多いんじゃないかな、ってマリアさんたちとも話してて。

特に「グレーゾーン」などといわれる、広範(汎)性障がいのお子さんには、
すぐにそれと分かる自閉症などの方々よりも支援が遅れているのが今の日本の状況らしい。
(マリアさんによると、認定をうけるだけでも2年待ちという地域もあるんだとか!)

また、障がいを持っていなくても、子どもの「困った!」ことには、
発達障がいのお子さん向けの声掛け方法などはとても効果的なことがあります。
実際、ゴンで色々痛い目を見ていたためか、まめぴーのイヤイヤ期だったり、
こだわり行動などにも余裕をもって寄り添えたように思います。

私たちは専門家ではありません。
ただ、一癖ある子どもと接するうちに身に付けてきた程よい力の抜き方だったり、
子どもの個性も「面白がれる」気持ちの余裕だったり、具体的なくふうなど、
似た境遇で困っておられる方々におすそ分けできるものがあるのかもしれない、と思っています。

凸凹のあるなしに関わらず、
お子さんとの関係で悩んでおられるすべての方の肩の力がホッとゆるむるような、
温かな支えあいみたいな機会が持てたらいいな。

そんな思いで、今回「ちいさな森」活動に加わらせていただくことになりました。


また少しずつ、私の考えや子どもとの接し方で気をつけていることなどを、
ご紹介していけたらと思っています。




by fu-ko-handmade | 2016-05-06 16:33 | 発達障がい

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのある暮らしを提案します。


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