新しいお家と、藤の木。
2016年 05月 13日
潤さんの新しいお家にお邪魔してきました。
色々写真を撮らせてもらおうっ!
と意気込んで一眼レフを持っていったのに、
おしゃべりに夢中になってしまい、撮った写真はこの二つだけ・・・・
おつとめ帰りの袈裟姿でコーヒーを淹れてくれるトビラノさんと、
その様子を撮影するじゅんさん(笑)
古いものと新しいものとが居心地よさそうに肩を並べるお家はなんともすてきで、
これから沢山の楽しい歴史を刻んでいくのだろうな、と私までわくわくとしてくるのでした。
ここのところ色々とあって、精神状態最悪だったけど(笑)
這うようにしてお邪魔させてもらって、ほんまによかった。
しっかり地に足つけて暮らしている潤さん家を見させてもらって、
よもやま話して大口あけてガハハと笑ったら、
暗い家でいじいじ考えていたことが、なんと小さく見えたことか。
作ってもらったごはんも、しみじみ美味しかった。
ちゃんと生きてる人は、その姿だけで周りの人を元気にするんやなあ。
ありがとうございます。
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その日の夕方、まめぴーを迎えに行った足で、
とうとう工事がはじまってしまった公園に向かいました。
ゴンがまだよちよち歩きのころから、
ずっと遊んできた遊具たちが、もうほとんど形をなくしていた。
情けなくて、立ちつくしてしまう。
なんで?こうえんなくなるん?
けいくん、こうえんすきやのに。もっとあそびたいのに。
そうやねえ、たのしいこうえんやったねえ。
もっとあそびたかったねえ。
ほんまに。
この間のこどもの日に、まめぴーが登って遊んでいた藤の木も、
切られてトラックに乗っていた。
その日の工事はもう終わっていたけれど、作業員さんがひとり、後片付けをしていたので、
「藤の枝、一本いただけませんか?挿し木をしたいので」思い切って声をかけてみた。
これから帰るところだったとおもうけど、
まだ元気がありそうな枝を一緒に探してくれて。
「木、全部切られてしまうんですね、もうなにもできないんでしょうか」
「そうみたいですね。ぼくも頼まれてやっているのでなんともいえなくて、ごめんなさい」
そうなんだ、みんな、それぞれがそれぞれに一生懸命生きていて、
できることをできるだけ全力でやっている。
「いいのがありました、どうぞ」
そう言って作業員さんが最後に手渡してくれた一枝。
どうか我が家の庭に根付きますように。