
これはとある日の朝のようす。

晩ごはんに使う野菜をすべてカットして、調味料も準備しておく。

肉には下味をつけておく。
お米をといで土鍋に浸水させ、味噌汁用に昆布を水につけて出汁をとっておきます。

ご飯が炊き上がる20分間で、晩ごはんの完成。
いただきます!
こんなふうに、今でこそわりと段取り良く日々のことを回せるようになってきましたが、
昔はそりゃあもう、ひどかったです(笑)
FU-KOを始めたころは子どもがいるときにメールの返信をしたり、
忙しい時期は睡眠時間を削ってミシンをしたり、発送作業をすることもありました。
子育てに悩んで、社会からも見放されたような気がしていた時期。
「自分が必要とされている」ことに夢中になり、
若さも手伝って相当無理してしまっていたと思います。
でも、無理がたたって何度か体を壊してしまったり、
子どもや家族についイライラあたってしまったり、だんだんと悪循環に・・・
これではいけない、と暮らしそのものを見直すことにしました。
今、基本子どもがいるときには仕事をしない事をルールにしていますが、
当時と比べて仕事の量はさほど変わらない気がしています。
それは「今ここ」に集中するために色々工夫するようになったからなのかな、
と改めて自分を振り返ってそう思います。
子ども達が出かけるのが8時~8時半。仕事を始めるのが10時。
そこまでに掃除と洗濯、晩ごはんの準備まで終えておけば、
子どもたちが帰ってくる夕方まで、家のことを気にせず仕事に集中できます。
やらなければいけないことは、どうあがいたってやらなくちゃいけない。
でも「あれもならくちゃ、これもやらなくちゃ」と心があっちこっち動いてしまうと、
同じことも倍時間がかかってしまう。
ならば「今」に集中するために、段取りを考える。
作業に適した時間帯を探してみる。
そのことを考えるきっかけになるのが「イライラ」「違和感」「ストレス」、
などのネガティブな感情。
好ましくない感情こそ、押し殺さずにその理由をよくよく見つめてみれば、
暮らしを良くするヒントが隠れているような気がします。
私の場合、疲れてお腹をすかせた子ども達の相手をしながら晩ごはんを作ると、
どうしてもイライラ・・・そしてご飯もなんだか美味しくない(笑)
だったら、朝にまとめてやってしまうほうが結果として時間がかからないんじゃないか、
と気づくことが出来ました。
でも、これが決して正解ではなくて、
そのご家庭にそれぞれ合ったやり方があるんじゃないかな。
我が家も、子どもが成長していったり、私自身の働き方が変わるにつれ、
また変化していくのだと思います。