ちいさくても、ほんものを作る。
2016年 11月 02日

ラクちんで、シンプルで、簡単で。
買い物をするなら、
コスパがいい、評判がいい、クチコミが多い品物を選ぶ。
有名なひとがお勧めすると、まるで飛ぶように売れる。
家事を助ける便利グッズや、
便利なサービスも、星の数ほど。

その中にはもちろん、本当に役立つものがあるでしょう。
暮らしがどうしょうもなく辛いとき、心強い助けになることでしょう。
ずっとその中に囲まれていると、
めんどうなこと、待つことからは開放されます。
一時の楽しさ、快適さは手に入るでしょう。
でも、つねに最新のアイデアを入れて、捨てて、していたら。
やがて、ほんとうに大切なものを見失ってはいかないかな、と思うのです。
めんどうなことが好きな人なんて、まずいないですよね。
例え好きなことでも、毎日続けばしんどい。めんどう。
こんなことを言ってるわたしだって、寒い朝に早起きするのはめんどうです。
味噌作りのとき、茹でた大豆が大なべいっぱいにあったら。
保育園の帰り、雨が降り出して子どもがダダをこね出したら。
やっぱり逃げ出したくなります(笑)
でも、
一時ぐっと踏ん張って腹をすえると、
「めんどう」のむこうがわに行けることがあります。
自分なりのうまいやりかたを見つけられたとき。
他の事が気にならなくなるぐらい、目の前のことに夢中で取り組めたとき。
体中汚しながら遊びつくす子ども達の、きらきらした瞳を見つめるとき。
雑事とおもっていたことのなかに、ひとつぶの光を見つけられたとき、
私のたましいが喜んでいるのを感じます。
そしてそのひとつぶの光は、思いもよらないところで自分を助けてくれることがあるのです。

とくに、子どもといっしょに暮らしていると、
「めんどうなこと」、「待つこと」がいっぱい。
これぞ!という子育て法を取り入れて、
簡単に解決したらどんなにいいだろう。
「これさえあれば!」というアイテムで、
間違いなく育ってくれたらどんなに楽か。
でも、正解すらなく、これがベストという方法がない最たるものが、
子どもを育てるということなんじゃないかと思うのです。
それならば、「めんどうなこと」の向こう側を信じる勇気を。
乗り越えるための知恵とくふうを。
簡単、楽ちん、シンプルだけでは見えてこない、
美しく前向きに生きる姿勢を、探したい。
ちいさな森の活動に参加させてもらうようになり、
そんな思いが日ごとに強くなりました。
昨日マリアさんからお知らせがありましたが、
この度「ちいさな森」は出版社を立ち上げることになりました。
大げさで、聞こえのいいキャッチコピーはもういらない。
必要としている人にだけ、ほんとうのことを伝えたい。
ちいさくても、ほんものを作りたい。
マリアさん、ろすいさんとともに、みんなの熱い心がひとつになりました。
こんなに楽しいことを、3人だけで楽しむのはもったいない!
それなら、私たちのファンと言っていただける方に、
わたしたちと一緒に夢をみてもらえたら嬉しいな。
そんな思いで、こんな企画を立ち上げました。
皆様の大切なお金をお預かりしてのことですから、
内容についてご不明な点、お問い合わせがありましたら何なりとご質問くださいね!
【11/3追記】
プロジェクト参加をご検討下さっている方からご質問がいくつかございました。
活動報告内でお答えさせていただいていますので、
ご覧になってみてくださいね。
お力を貸してくださり、一緒に楽しんでくださる方のご参加をお待ちしています。