小さな違和感を考え続ける。
2017年 07月 06日

更新、時間があいてしまいました。
ミシンの合間に今週末や来週のトークイベントのことを考えたり、
週末取材が入るのでおもむろに部屋を片付けたりしていたら、あれよあれよと日が経っていました。
元気にしています^^
さて。
もう今年で9年目になるこのブログ。
ありがたいことに沢山の方に見ていただいているようで、
それとともに増えてきたのが、企業からのお声がけ。
あるときはファッションアイテムだったり、生地のサンプルだったり、
めずらしいところだとイベントへの招待だったり。
まあ平たく、下世話に言えば
「(モノやサービスを)タダであげるからブログで宣伝してください」
という趣旨のもの。
そりゃあブロガーとしてはタダでモノがもらえてラッキー、
企業も商品代金以外の広告代はかからない。
お互いメリットがあることだし、雑誌等での広告を打つより、
消費者の実感がこもってるから、読者の方に信用してもらいやすいのだとおもいます。
俗にアンバサダーやインフルエンサーといわれる宣伝手法だそう。
でも、どうもこの手のは違和感があって。
たとえ、それがどんなに魅力的なモノだったとしても、これまですべてお断りしてきました。
(ウッカリして1回、頂いてしまったこともあるのですが・・・激しく後悔したので。笑)
この間もおなじようなことがあって、
「この違和感の正体は、一体何なんだろう?」
とミシンをふみながら、もやもや考えていました。

そもそも、わたしのブログやSNSはわたし個人のメディア。
純粋にいいと思ったものをおすすめし、いいと思ったことを感じたまま書く。
とはいえ、もしわたしが企業から頂いたものについてブログに書いたとしても、
ブログを読んでる方にはわたしと企業とのやりとりは見えないから、
単純に「FU-KOさんのおススメだ」って思われるかもしれない。
逆に、そういうことをすると、わかる人にはわかるとおもう。
あやしいな、って。
そして、わたし自身も不器用な人間だし、
もしタダでモノを頂いたらそのことに恩義を感じてしまって、
みごとに不自然な記事になるに違いない(笑)

わたしは「モノを買う」ことは、大げさやけど、
自分の生きる世界を選ぶことだと思っています。
もちろんすべてがそうではないだろうけど、
安くて、簡単で、便利なものには落とし穴がある。
何気なく買ったものが、どこかの国で誰かを苦しめる事だってあるかもしれない。
今回、もやもやの原因を考え続けながら、
そもそも、わたしが手づくり暮らし研究家として何を伝えたいか、
あらためて原点に立ち返って考えてみました。
それは、
「じぶんの人生をひとまかせにしないこと」
「わたしとあなたが、ありがとうが伝わる距離でいられること」なんだと。
わたしたちはこの二つを見失ってしまうとき、
大きなまちがいを犯してしまうような気がしてならないのです。
やっぱり、小さくてもほんとうのことをしよう。
そう思った日だったのでした。
さてさて、
7/9(日)のおやこ暮らしのトークイベント、もうまもなくです!
詳細はこちら→☆
沢山ご予約をいただきましたが、まだお席に余裕があるようです。
当日までご予約お待ちしています^^
東京でのイベントも、開催まで2週間を切りました。
有難いことに15日土曜日の回と16日午前の回はほぼ満席のようですが、
午後の回は空きがあるようです。
皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。