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小学生、ゲーム機とのつき合い方。



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今日は朝から一日、PCしごと。

ぐっと集中していたので早めに仕事は切り上げて、
少し前に質問いただいていたトピックについて記事にしようと思います。


それは、
いま4年生のゴンと、ゲーム機とのつき合い方について。

彼女に専用のゲーム機を買ったのは、小学校2年生のとき。

できればゲーム機が無いに越したことがないのは、わかっていたけれど、
なにしろゲーム大好きなとーちゃんが毎日のように横で一喜一憂しているのを見て、
ゲームに関心をもたないほうが難しいというぐらいだったので(笑)

当初はいろいろと悩ましいこともありましたが、
いまのところ程よい感じにつきあえているのかな。

悩ましいことといえば、
たぶんゲームを持っているお子さんがいらっしゃる方の共通の悩み^^;

楽しくておもわず長時間ゲームし続けてぐったりしてしまったり、
かといって時間制限をかけると親に隠れてこっそりやって叱られたり。

そりゃあもう、いまどきのゲームは飽きないように工夫をこらして作られています。
はまって仕方ないと思う・・・(笑)

なのになぜ止めさせたくなるのかというと、
これまでの人類の全歴史において、こんなにもハイクオリティなゲームが、
身近になったことがなかったからじゃないかな。

それに、わたしたち親としては「ゲームをしつづけると馬鹿になる」みたいなことを
散々子どものころに聞かされてきたせいもあるのかもしれません(笑)



一時ゴンがあまりにゲームに没頭しているとき、
「もういい加減やめなさい!」とカミナリをおとすのにも疲れたので、

かわりに、
「ねえねえ、それって楽しいの?」と聞いてみることに。

すると、出るわ出るわ、ゲームに対するマシンガントーク(笑)

ゴンがそのころはまっていたのはマインクラフト、という
自分で材料を発掘してきて自分の家を建て、食料も調達するというソフト。




眉間にシワをよせて黙々とやっているように見えたけれど、
頭の中はパラダイスだったのね。


ちなみに、あまりに楽しそうだったのでわたしもゲーム機を借りてやってみましたが、
3D画面に船酔いしてしまって続けられませんでした・・・とほほ(笑)



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ゲームにかぎらず、大人の側から見て「そんなあほなことやって・・・」
とげんなりすることほど、子どもって夢中になるもの。

でも、あほなことやって、それで失敗もして、
痛い目にあってはじめて「ああ、今度から気をつけよう」ってなるわけで。

どんなものであれ、子どもが興味をもったことに対して親が勝手に評価をつけて、
これはいい、これはダメってふるいにかけるのはなんだか違うな、って思うのです。

もちろん、あきらかに寝食わすれてやってるな、とか、
視力落ちてるな、みたいなシチュエーションだとさすがに注意します。

けれど、
ガチガチにルールを縛ってしまっても、その一時はたとえ守れたとしても、
それにはあんまり意味はなくって。

だって人間、
ダメって言われることほど、したくなっちゃうものです(笑)



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それよりも、親が知恵をつかうのは
「一足先」の未来を見通す手伝いをしてあげることなんじゃないかな。

それも、「そんなことしてるとろくな大人にならないよ!」
なんて遠い未来の、本当かウソかわからないような脅しじゃなくって、
もっと子どもの実感からして納得できるレベルの、近い未来。

たとえば、「やめなさい!」と怒鳴ってしまうのをぐっとこらえて、

一人でダラダラとやっているのなら
「きりのいいところまでやったら、一緒に公園行って遊ぼう」
と気持ちの切り替えを助けたり、

友だちが来てるときなら
「友だちとボードゲームやってみたら?」って提案する。


きっと、子どものほうだって
「なにがなんでもダメ!」「時間がきたからダメ!」では、
楽しみが急にシャットダウンされてしまったみたいで気分がよくないはず。

でも、「ゲームを今やめたら、10分後に違う楽しみがあるな」って分かれば、
意外とすんなり納得できるものです。


それに、もしどうしてもやめさせたい気持ちになったなら、

「暗いところで画面を見続けると視力が落ちることがあるから、心配やなあ」

「友だちが来ているのにゲームしてたら、
一緒に遊んでいることにならないんじゃない?もったいないで~」

って、親の目線の、具体的ですなおな気持ちをつたえること。

そっちのほうが、子どもの心に近づきそうな気がします。



ゲームにかかわらず、親からして好ましくないと思われる行動があるとき、
「どうやめさせるのか」よりも、「どうつきあっていくか」を
親子でいっしょに考えてみること。

そっちのほうが、親が思う「正しい道」に力づくで導くよりも、
よっぽどたいせつな事なんじゃないかな。



***


先週末告知させていただいたCHECK&STRIPEさんでのWS。



びっくりなことに、開始まもなくご予約が一杯に!
ただいまキャンセル待ちとなっています。

新規の方も多かったようで、気がひきしまります・・・!
ありがとうございます。

ご予約いただいた皆様には楽しい時間を過ごしていただけるよう、がんばりますね^^




by fu-ko-handmade | 2017-11-13 17:13 | 子どもとのこと

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのある暮らしを提案します。


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