余裕を作るためにしていること。
2017年 12月 19日

先週末から今週にかけて忙しくなりそうだったので、
思い切って時間をとり、保存食をいくつか仕込んでおきました。

こちらはちゃーちゃん特製のチャーシュー、
通称「ちゃーチャーシュー」(笑)
手間がかかるイメージのチャーシューだけど、
わたしのはとっても簡単。
フライパンで軽く焼き目をつけた豚バラブロックを
青葱、にんにく、しょうがと一緒に30分ほど煮込み、
火を止めたらそのまま置いて冷まします。
こうすると余熱で火がとおり、お肉もやわらかく仕上がりますよ~。

手で触れるほどに冷めたら、
ジップロックに本返しと一緒に入れ、空気をぬいて冷蔵庫に入れておくだけ。
翌日から1週間ぐらい美味しく食べられます。
冷凍庫だと1ヶ月はだいじょうぶ。
煮汁もラーメンのスープに使ったり、わかめスープにしても美味しい。
あとは、
寒くなるほど美味しくなる、かぶらのおつけもんを。

塩漬けしただけだとこんな色やけど・・・

お酢を入れるとぱっと鮮やかに。
この赤があることで、
地味な食卓でもぐんと美味しそうに見えるのです(笑)
こちらのレシピは塩3%で3日ほど漬け、かぶらがしんなりしたら、
かぶら3個あたり砂糖大さじ1、お酢が大さじ2ぐらいを加えてまた漬けます。
保存は冷蔵庫で、1ヶ月ぐらいは楽しめますよ。
美味しいかぶらが手にはいったら、ぜひ^^

そういえば、むかし取材をお受けしたとき、
「なんでそんなに忙しそうなのに、保存食を作る余裕があるんですか?」
って聞かれたことがありました。
そういえば、なんでなんだろう・・・
と考えてみて、気付いたこと。
余裕があるから、時間があるから作るんじゃない。
余裕がないから、時間がないからこそ、
作るんだ、って。

たしかに、
忙しくて時間がないのに、あえて時間がかかるようなことをして、
まるで矛盾していますよね。
けれど、
まとめて作っておくことで後々の自分を助けられるし、
「自分で作った」満足感があるので、ほかに沢山のおかずを作らなくてもいい(笑)

それに、
保存食を作るってことは、
いつも「少し先の自分」をイメージするということ。
保存食づくりは余裕を作り出すということ、そして、
自分の未来をつくりだすことでもある、と思うのです。
今の時代、余裕をつくろうと思ったら、便利な何かを買えばいい。
モノだって、サービスだっていくらでもあるけれど。
それらを買うのに必要になるお金を生み出すことは、
大なり小なり「時間」を犠牲にすること。
時間に余裕がなければ、心にも余裕がなくなってきます。

もしひとに、「なんのために時短したいの?」と聞かれたら、
迷わず「家族と笑って過ごすため」って答えます。
だいすきな仕事を続けながら、
子どもたちとの時間を、味わいきりたいから。
そのためには、
何かを買って余裕を作り出すんじゃなく、
自分の手で作り出していきたいなあ。
改めていま、そう思っています。
インスタではお伝えしましたが、
来年5月に洋裁の新刊を出すことになりました。
現在、サンプルの試作中ですが、もうワクワクがとまらない!(笑)
また製作のようすもちょくちょく、お伝えしていきますね^^