今の仕事は天職ではないけれど。
2018年 02月 22日

まめぴー、火曜日にインフルBの診断がおりました。
熱が出たのは凧揚げで体が冷えたからかなあ、
と思っていたけれど、違ったようです。
実は美濃羽家はじまって以来の、インフルエンザ。
けれどその症状はこれが本当にかの悪名高き?
と拍子抜けするほどの軽さ。
もしかしたら今までも、気付かないだけで罹っていたのかも・・・?
一日熱に苦しんだだけで翌日からは食欲旺盛、
元気一杯のまめぴーの「あそぼー!」コールにへとへと^^;

とはいえ、二人きりでみっちりと一日を過ごすのもなんだか久しぶりで、
たまった仕事にはとりあえず目をつぶり、
思いがけない神さまからのお休みを満喫しています。
そういえばまめぴー、風邪をひくこと自体この1年間めずらしくなり、
かつての体の弱さがうそのように丈夫に。
インフルエンザの症状が軽かったのも、
体力がついてきたからなのかもしれません。
それに、わたしが一番にたいへんだった、年末年始や2月の撮影→個展の頃に、
一日も保育園を休まず行ってくれたことは、まるで奇跡。
ちゃんと選んでくれてるのかなあ。
ほんまにありがたいことやなあ。

なかなか外に行けないからうれしい。
子育てをしながら家でする仕事を選び、
歩んできたこの9年。
それまで外でしか働いてこなかったので、
はじめたばかりのころは、四苦八苦。
家で仕事をするのって、体力的にも、精神的にも思ったよりずっとハードで、
当初は仕事とプライベートの切り替えがうまくできず、
つい無理を重ねてたくさん夫にも子どもたちにも迷惑を掛けてきたと思います。
わたしの両親はずっと自営業だったので、
その苦労を思って改めて感謝の気持ちが沸いてきたのを覚えています。

かんじんの仕事のなかみといえば、
収入は安定しないし、今でも穴を掘って入りたいぐらい(笑)
数多くの失敗だってかさねてきました。
つい仕事に熱が入ってしまって、家事がおざなりになったり。
子どものことをちゃんと見れていないんじゃないかと、
反省することもありました。
自分はいままで、何をやってきたんだろう。
いっそ、やめてしまおうか。
お恥ずかしながら、そう思ったことは2度や3度じゃないのです。

今でもこの仕事は、「決して天職じゃない」と言い切れます(笑)
もともと大雑把な性格で飽き性だから、丁寧に仕事をしたり、
計画的にものごとをこなすのは本当に苦手。
けれど、
わたしは「つくる」時間が、好きで好きでたまらない。
それだけは自信をもって言えること。
もちろん「好き」だけで仕事がつとまるわけはない。
世の中そんなに甘くはない。
けれど。

自分が心から好きなものを作り、その良さをしっかり伝えられたら、
欲しいと言ってくれる人はいるはず、という確信がありました。
わたしの「好き」に共感してくれる人がいる。
わたしの作り出したものを、待ち望んでくれるひとがいる。
わたしはその人たちを、笑顔にすることができる。
ただひたすら、それが原動力だったのです。
そしてそれは、夫や家族の理解と助けがあってこそ、
どうにかやってこれたのだと思います。
とはいえ家事においては手伝ってくれることはあまりないけど(笑)

それに、好きな仕事をどうしても頑張りたいから、
だったら、どうするか?を必死に考えました。
そぎ落とせるものはそぎ落とし、
やらなくても済む方法があるなら試してみたり。
けれど、手を抜くとかならず自分に帰ってきます。
やがて、
最初は時間がかかっても、回り道のようでも、
最初に仕組みを整えるほうが、かえってその後の自分を助けることを知りました。
余裕は自分で作り出すもの。
余裕がないからこそ、丁寧に、心をこめて。
家族も仕事もどちらも大切にしたかったからこそ、
だんだんとそんな暮らし方、働き方に近づいて行ったのだと思います。

先日発売になったリンネル4月号で、
そんな「働き方」について取材いただきました。
ほかに4名の働き手さんのインタビューが載っています。
どの方もご自分の「好き」をとことん追求されていて、
とても興味深く読ませていただきました。
書店では19日ごろから並んでいるようです。
立ち寄られた方は是非、手にとってみてくださいね^^
【お知らせ】
近著 暮らしの中の、手づくり布小物の新聞広告が掲載されました。
2月18日(日)読売新聞にて。

朝日新聞さんにも掲載されます。
2月24日(土)、25日(日)に掲載されるようです。
ご覧になってみてくださいね^^