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家事は「自分のため」でいい。


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先日宝島社から出版されたイライラを消す家仕事
8P掲載いただきました。


この本のテーマは、
イライラをしずめるために、家事をする。
というもの。

今回奇しくも「イライラしないための家事」をしている代表として選んでいただいたわたしですが、
どっこい、毎日のようにイライラ・もやもやしてます(笑)

けれど、自分自身のことを振り返ってみると、
イライラのほとんどの原因って「思い通りにいかないとき」。

理想どおりにいかないとか、予定通りにいかないときとか、
相手が思い通りにうごいてくれないとか。

あと、トラブルを回避できなかったときや、漠然と未来が不安なときも、
ついイライラ、もやもやしてしまうもの。

そんなとき、
「それはそもそも、わたしがどうこうできることなのか?」という事を、
胸に手をあてて確認するようにしています。
紙に書き出して整理するときもあります。

するとだいたい、「普通はこうだから」って思い込みだったり、
「だれかがそうしろって言っていたから」って勘違いだったりするもの。

人間ってふしぎなもので「こうするべき、あるべき」って思いを、
無意識のうちに作り上げてしまうのですよね。

それに気付けると、次同じことでイライラしにくくなっていく気がするのです。

だから、イライラはどちらかといえば「消すべき」というより、
「自分の思い込みに気付くための大切なセンサー」なのかもしれません^^



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それから、よく「家族の笑顔のために家事をがんばる」とか、
「いつもニコニコしているよいお母さんでいたい」みたいなフレーズを聞きますね。

もちろんそれ自体すばらしいことだとおもうけれど、
べつに家事は「家族のため」じゃなくたっていいとおもうんです。

むしろ、家事は「自分のため」でいい。

これはわたしがわが家の家事担当を12年やってきて、
数々のイライラを感じながら気付けた(笑)、ひとつの事実。

自分が心地いいから、やる。
自分が食べたいから、作る。

家事のすべては、それでいいのだとおもう。

わたしが楽しそうに好きな家事をやっていたら、
家族だって嬉しいし、子どももいっしょにやりたくなってくるんじゃないかな^^

って最近はゆるーく考えられるようになりました。


もちろん、楽しいと思える家事がなかったら、方法を変えてみたり、
誰かに代わってもらえるのならそうしても、かまわないと思います。
そこは人それぞれ。


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今回、アンガーマネジメントで有名な安藤俊介さんの監修がついています。

わたしが家事の中で大好きな「磨く・拭く」に着目して
コメントをいただいていて、うれしかったです^^

拭くってなんでもないこと。

だけど、きれいになった台所からは美味しい料理ができそうだし、
きれいになった床を見ていたらなんだか新しいよいことが始まる気がするから、
毎日せっせ、せっせ、と拭いてます。

イライラを消す家仕事ぜひご覧になってみてくださいねー。








by fu-ko-handmade | 2018-03-06 13:08 | メディア掲載

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのある暮らしを提案します。


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