現在11歳になる長女のゴンに発達障がいがあることがわかったのは5歳のとき。
とはいえ、診断も受けておらず、軽度の部類に入るのでしょうが、
当時は保育園の準備からして大騒ぎ。
「あれ、どこー?」「○○がなーい!!」と泣くので駆けつけたら
”探しているところにあった”のは毎度のこと(笑)。
障がいについて知らず「しつけで何とかなる」と思っていた頃は、
「良く探しなさい!」と怒鳴りつけたこともありました。
彼女には申し訳ないことをしてしまったなあ、とほんとに反省です。
けれど、発達障害は、脳の機能障害。
脳にうまくいってないところがある、だなんて一見するとかなり衝撃的ですが、
平たく言えば「努力しても、頑張ってもできるようにはならない」ということ。
娘を見ていると、それは彼女の行動や考え方を形作る設計図が、
ほかの人とはちょっと違うということなんじゃないかと思います。
だったら、ふつうの人が成功しているやりかたではなくて、
「彼女はどういうふうに世界を認識しているか」を知って歩み寄り、
それにあわせて環境のほうを作り変えたほうがいいかもしれないなあ。
試行錯誤のうち、そう思うようになりました。
「できないなら、できるように頑張る」のではなく、
「できないなら、出来る方法を探してみる」。
それが、子どもにとっても親にとっても心地よく毎日を過ごすヒントになる気がしています。
発達障害って目にみえるものじゃないから、