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町家から、暮らし方をみつめなおす。



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ほんのりあたたかな、雨のにちようび。

ことしもおだやかに町家の日がはじまりました。



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これは、年明けぐらいからみんなで何回か集まり、
大人と子どもとがちからをあわせて作り上げた紙しばい。


今回の町家の日のテーマは「環境意識」





プラスチックの原料である石油がどうやって生まれてきたか、
便利でよいものだったはずなのに、なぜ今困ったことになっているのか。
今後、プラスチックとどうつきあっていけばいいのか。

そんなストーリーにしました。

ゼロにすることはできなくても、へらしたり、何度も使ったりして
ほかに方法がないかくふうすること。
わたしたちの、あたりまえの暮らし方をみなおすこと。

一人ひとりが今できることをやり、
明日はちょっぴり、それを進化させていけるように、考えつづけること。
そんなメッセージをこめて。

わたしたちのきもち、子ども達につたわるといいな。



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プラスチックはたしかに便利だし、
食品などをくるむのにも清潔で、品質も保たれます。
大量につくればコストもさがるし、遠くの地にもおいしいものを届けられる。

でも、その反面わたしたちが失ってしまったのが人とのつながり。
そして「文化」なんだろうな、とさいきんよく思います。

文化、ってことばでいえばなんともぼんやりした概念だけど、
かんたんにいえばわたしたちの「暮らしかた」のこと。

古い町家をなおして住み続ける、
プラスチックをへらす、という観点で暮らしをみつめなおしてみると、
わたしたちが失いつつある人のつながりや文化のありかたが見えてきます。

かといって、一生懸命エコをつきつめてみたり、
環境意識のない人を排除するような、扇情的な考えはなんだかしっくりこない。



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おいしかったね!



でも、
町家に住むと、頭で考えるのではなく肌で感じることがあるのです。

たしかに寒い、暑い、暗いけれど(笑)
おまけに収納は少ないし、プライバシーもないけれど(笑)

それは、
「わたしたちの暮らしは、調和の中にある」ということ。

庭で山茶花が咲き、それが散り、朽ちていく様子を横目にみながら、
わたしたち自身が自然の一部であることを知る。

地震や台風があると家全体がきしみ、それに耐えていることを肌で感じる。

それはたぶん、
内と外との境界があいまいで、快適すぎない住環境だからこそ。

わが家に子ども達がよく遊びに来るのも、
それが理由のような気がしています^^

黒か白かをはっきり分けたがるこの世の中。

そのなかでうまれる様々な困りごとを考えるうえで、
そんな「あいまいさ」「よい加減さ」こそがヒントになるように思えてならないのです。

先人達がつくりあげてきた文化と、これからわたし達がつくりあげていく新しい文化。
うまく組みあわせれば、多くの気付きや可能性があるはず。

それを、これからも色んな場所で繰り返して発信していけたら。
そう思えたいちにちでした。



わたしが今回出店させていただいたのは、
ハギレを使った雑貨たち。
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そして風呂敷と、そのワークショップでした。

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ワークショップは色んな方に体験いただいて、
みなさん「知ってるようで知らなかったわ~」とか「手品みたい!」
と喜んでいただけてうれしかった^^

今回ワークショップをするにあたって
わたしなりに風呂敷について学んだことがあるので、
また追ってブログでも紹介させてくださいね。
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そうそう、お一人オランダの女性が風呂敷を目にとめてくれて
長い時間かけてさんざんまよってはったんですが
「布が大好きすぎて、多すぎる!って主人にいつもあきれられていて・・・だからごめんね」
やって。

布好きはどこの国の人もいっしょなんやな~(笑)







by fu-ko-handmade | 2019-03-12 10:00 | 個展・イベント

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのあるほんのりていねいな暮らしを提案します。


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