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昔ながらの自然塗料で、古町家を手入れする。

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「もうそろそろできたんですか?」
と会う人会う人聞かれますが、まだまだ絶賛リフォーム中の隣家^^;

「夏にはできたらいいかなあ」なんて苦笑い。


この2ヶ月ほどゆっくりペースで大工さんが工事をしてくれて、
痛んだ柱や壁などを補修してくれはりました。

専門的な補修や足場組などは工務店さんへおまかせし、
素人でもできる塗装や壁ぬり、掃除などは自分達でやって予算をおさえることに。

次はいよいよ左官しごと(土間や壁などの補修)にはいるのだけど、
それまでに塗装を終えておいたほうがいいということで、
週末ごとに家族ですこしずつ手をいれています。


おもに使っているのが3種類の自然塗料。



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柿渋に荏油、そしてべんがらです。

べんがらと荏油は近所にある油の老舗、山中油店さんで買いました。
(荏油はまえにホームセンターで買ってみたのですが、
こっちのが断然のびがよくて香りがよかった!値段は倍ちかくしましたが)


自分達でやってみよう、
と思い立ってまず調べたのは伝統的な町家の塗装のこと。

町家によくある格子戸や建具の焦げ茶色は、現代ならペンキで塗られてることも多いけど、
昔ながらの町家はほとんどこのべんがらと荏油で塗られています。

べんがらや柿渋、油などの自然塗料のメリットは、
木材の呼吸をとめないのでながもちすること。

工業的につくられるペンキは乾きも早く、誰でも簡単にきれいに塗れてよいのだけど、
木材の表面に膜をはってしまうので、木材が呼吸できないらしいのです。



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木材は伐採されてからも生きています。

だから、呼吸をさまたげずに適切な状態にたもってあげれば、
何十年でも何百年でも働き続けてくれるらしいのです。

しかも、自然塗料は石油成分をふくまないので、
人体や環境にも悪影響がすくない。

ということは、子どもにも安心して手伝わせられるし、
自然塗料、めっちゃいいやん!
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でも、もちろんデメリットもあります。

それは、乾きがおそく、なにしろ手間がかかること^^;

ペンキなら1回ですむところ、
べんがら塗り→すりこみ→仕上げの荏油ぬり、の3倍の手間がかかるし、
乾くのも1週間程度待たなくちゃいけない。

でも、手間なら人手をかければなんとかなる!
自然塗料、ためしてみたい~!という気持ちでわくわくしてきて^^

今回チャレンジしてみることにしたのでした。


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というわけで、
これから何回かにわけて、自然塗料の塗りかたをご紹介していきたいと思います♪

もちろん失敗談ももりもりあるので(笑)
これから自然塗料にチャレンジしてみよう、と思っているかたの参考にもなるかな?

よろしければ、おつきあいくださいませ。




by fu-ko-handmade | 2019-06-17 12:00 | リノベーション

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのあるほんのりていねいな暮らしを提案します。


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