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子どもの日におもうこと。親子でご飯づくりをたのしむ。


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さいきんマスクのことばかりだったので、
たまには暮らしのお話でも^^



ゴン12歳、まめぴー7歳。
子どもたちが小さなころからいっしょにご飯づくりを楽しんできました。

まだ包丁を持てない赤ちゃんのころは手でちぎったり、
スプーンで刻んだり粉を混ぜたり。

3歳ごろからは彼ら専用の包丁とまな板を持たせ、
小学校に入れば簡単な炒め物や卵焼きなどを作ってもらったりしましたっけ。


わたしが子どもとごはん作りを楽しむうえで昔も今も気を付けているのは
彼らが「やりたい!」というタイミングでやってもらうこと。

ごはん時に子どもがなにか夢中なことをやっているなら、
無理につきあわせはしません。

わが家もブームがあって、毎日やりたがることもあれば、
1か月台所にすら立たないことがあります。

子どものペースがいちばんだとおもいます。
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そして、
実際にやりはじめたら「声はかけても手は出さない」こと。

まだ言葉がわからない頃は実際にやっているのを見せて、
言葉がわかるようになったら最初にやり方を説明して、
子どもがやり終えるまで手は出さないように。
もちろん何か聞かれたら答えますよ~

たとえご粉をこぼしてしても、焦がしてしまっても、
指をちょっと切ったとしても、それも大事な経験のひとつ。

いや、もちろんヒヤヒヤするんやけど・・・がまんがまん(笑)





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でも、失敗してはじめて、次はこうしよう、
こう気を付けてみようと思えます。

歩き始めた赤ちゃんが、
はじめから歩ける方法を知っているわけじゃない。

まだ見ぬ景色を見てみたくて、
何度も何度も転びながらちょっとずつうまく歩けるようになっていく。

そのうちここはつまづきそうだな、
とか、慎重にいかなくちゃな、なんてのが体でわかってくるものです。

だから、失敗は恥ずかしいことでも無駄なことでもありません。

最初から失敗しない方法なんてない。
だいじなのは、挑戦すること。
そして失敗しても立ち上がれる方法があるってこと。

大人は子どもを導くのでも間違わせないのでもなく、
その背中をそっと押してあげたらいいだけなんじゃないかな。
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この春中学生になった長女はいま、
土鍋ご飯や出汁をとったお味噌汁、肉じゃがやおひたしまでお手の物。

わたしと違ってきちんと分量を守るので、
母が作るものよりおいしいときもしばしば(笑)

家で親子が過ごす時間が増えたいま、
勉強のことはほどほどにして、
時々はいっしょにご飯づくりを楽しんでみるのもいいかもしれません。

自分の手から自分がまいにち食べるものを生み出せることって、
きっと一生ものの技術。

本に書いてある知識よりずっと、
子どもが未来を生きていくのに役立つんじゃないかなと思うのです。


【追記】
子どもにご飯づくりを教えたいけれど
「余裕がなくて手伝わせられない・・・・」
って方もいらっしゃるかと思います。

もちろん!わたしだって手早く作ってしまうときもあります。

そんなときは、
たとえば味見だけでも、もしくは盛り付けだけでもお願いしてみてはどうでしょう。

もしそれさえできなかったとしても、だいじょうぶ。

自分のために誰かがご飯を準備してくれた、
いっしょに食卓を囲んだ、
それだけでもきっとその子にとっての大切な思い出ですよ^^






by fu-ko-handmade | 2020-05-05 17:00 | 子どもとのこと

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのある暮らしを提案します。


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