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学校に行かないという選択。

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まさかの机の下で寝落ち。

夕食後「ここ気持ちよさそう~」といそいそとクッションを運んでたとおもったら、
まもなく寝息が聞こえてきました。

どんな夢を見てるんかな。



まめぴーが学校に行かないと決めて早や二週間。
今日は久しぶりに気が向いて、午後の2時間だけ授業を受けてきました。

付き添ったわたしは彼の後ろの席に座らせてもらって。
(同級生たちに「おっきい二年生やなあ!」と取り囲まれて、
ちょっとした人気者になった。笑)

子どもたちも先生もまめぴーをすごく歓迎してくれたし、
来れたことをめちゃくちゃ褒めてくれたけど。

学活と音楽の授業、
まめぴーは全く参加しないか、参加してもおちゃらけているばかり。

正直、わたしから見ても学校での時間はたいくつで。

もちろん先生方はきちんと授業をしようと、とても頑張ってくださっていて、
子どもたち一人一人を大切に思ってくださるのは伝わってくる。

だからたいくつさの正体は、先生の努力不足ではなくて学校のしくみの問題。

コロナ対策が、さらにきゅうくつさに輪をかけているのかもしれない。


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けれど、
やりたい気持ちはさっさと摘み取ってしまって、
やりたくないときには無理強いして、
こんなやり方じゃないとダメなんだろうか。

子どもたちの通っていたのが
「子どもたちのそれぞれの育ちを待つ」園だったから、
よけいにため息が深くなるのかもしれない。

ゴンが低学年のとき家で荒れ放題だったのは、
これが理由だったんだなと合点がいきました。

そのことを今中一のゴンに言うと
「うん、あっこから暗黒期がはじまったんや」と。
ええー、そうやったの?!

学校のシステムを逆手にとって、効率よく生きるすべを身につけたらしい。
さすがや、ゴン(笑)


そんななか、
納得のいかないことを、はっきり嫌だと、やりたくないと言えるまめぴー。

周りをめいっぱい困らせるけど、
わたしはなんだか誇らしい気持ちになる。

全身使って嫌なものを嫌だと言う。それの何がいけないのかな。


犯人捜しをするつもりはないし、
先生や上の人たちにその非をといつめるのもなんだかちがう。

ただただ、まめぴーが笑顔でいられる日がふえるように、
彼が自分のかんがえで決めたことを大事にするために、
わたしにはなにができるのかな、と考えをめぐらせる今日このごろです。


夕方、雨のなかに弱々しい初蝉を聞きました。

今年の夏は、一味も二味もちがったものになりそうです。





by fu-ko-handmade | 2020-07-08 22:00 | 学校に行かないという選択

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのある暮らしを提案します。


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