ぽかぽか小春日和が続いている京都です。
ほづみは日がないちにち、縁側で日向ぼっこ。
きもちよさそうやなあ^^
さてさて、先日記事にしたまめぴーの発達検査のこと。
その結果を聞きに先日、
お世話になっている大学の心理相談室へに行ってきました。
ほんまならまめぴーも同行するはずだったんやけど、
実はその日なけなしのお小遣いをはたいて、
今はまっているゲーム(フォートナイト)の課金をしたところ。
新しいスキンと武器が手に入り、楽しくて仕方なかった彼、
ゲーム友だちともそれを使って遊ぶのをとてもたのしみにしていたようで
「ごめん、きょうは行かへんわ」と。
えっ、今朝まで行くって言ってたのに・・・がっくりしつつ、
まあ課金したばかりならしゃあないよなあ~、と思い直し。
「戸締りして、ほづみをおねがいね!」と出かけることに。
それにしても、ちょっと前なら「行かない」がなかなか言えなくて泣き出したり、
かんしゃくを起こしたりしたこともあったけれど、
だいぶ成長したもんやなあ。
そして大学に到着。
これでお会いするのも3回目となる心理士さんと院生の方、
ご挨拶のあと「あれ、彼は・・・」と不思議そうにおっしゃるので、
これこれこうで、ごめんなさいー、と状況をご説明。
「な~るほど!そりゃあ課金したてなら仕方ないですよね!」
とあっけからんと返ってきたので、ほっ・・・^^;
三人で相談室に入り、まずA43枚にびっしりと書かれた報告書を受け取り、
それを見ながら説明をうけました。
まめぴーが受けたのはWISC-Ⅳ(ウィスク・フォー)と呼ばれる発達検査。
彼が1か月前にうけた1~2時間のさまざまなテストの結果とその様子から、
発達のようすをこの4つの指標を使って推定してくださいました。
言語理解指標(VCI)
知覚推理指標(PRI)
ワーキングメモリー指標(WMI)
処理速度指標(PSI)
これらの指標を、年齢的な平均値を100として、
いまどれぐらいの発達段階にあるかを調べます。
そして、それらを総合して出るのが全検査IQ(FSIQ)。
いわゆる一般的にいわれているIQというやつ。
詳しい数値は彼の個人情報なので控えますが、
一番低かったのが言語理解(VCI)。
それに対し高かったのが知覚推理(PRI)。
数字上のことではあるけれど、なんと35もの差がありました。
これをみて心理士さんは、
周囲が思っている以上に彼の頭の中にはたくさんのイメージや考えが渦巻いているし、
年齢以上の言葉の知識や経験もつみかさなっているけれど、
そのあふれる思いを言葉を使って表現することは苦手なのかもしれません。
とはいえ年齢相応以上に言葉の能力はあるので、周囲が彼の気持ちに寄り添い、
言い換えたり補足したりというサポートは大切。
が、それはあくまでもサポートであって、周囲がそれを強化しようとか、
教育で下支えしようと思ってしまうとかえって苦手意識につながります。
それよりも、彼が得意とすることを心行くまでやりきることや、
興味のあることに関連した実際の体験をつみかさねることで、
より複層的に理解できるようになるでしょう。
建築やIT、理系の研究などに興味がわくかもしれません。
得意なことを楽しんでいるうちにやがて、苦手な部分も補完されていくはずですよ。
そんなふうにおっしゃっていました。
また、知覚情報も正確にとらえているので、
会話の内容や感情の機微にも敏感。
そのため「空気をよみすぎる」部分があるのでしょうね。とも。
まえから薄々「そうなのかな・・・」と肌で感じていたことが、
こうして第三者から口にしてもらえてなんともすっきり。
それだけでも検査をうけてよかったなあ、と感じました。
なお、これらを総合した全検査IQはわたしたちが思っていた以上に高く。
(あなどってごめん、まめぴー!)
「大人でも疲れるぐらい大変な検査です。
頑張った結果ですから、ほめてあげてくださいね」と心理士さん。
さいしょ「ちゃーちゃんと一緒じゃないとやらないー」
なんてめそめそ言ってたのになあ。すごいなあ。
そうそう、今回のレポートにも「ふくろうのぬいぐるみが気に入ったようで、
ずっと抱っこしながら検査をうけていました」と書かれていて。
ふくろうさんを味方につけて、がんばったんやなあとほっこり。
最後、ふくろうさん持って帰るーー!とごねてたけど(笑)
さて、
次はこの結果をふまえ、小学校に報告へ。
心理士さんも「学校からの依頼とはいえ、意図がちょっと不明なので・・・
彼の幸せにつながるように役立ててもらえるといいですね」と。
ほんまに、そうですよねえ。
はてさてどうなるやら?!
続きはまた後日ご報告させてくださいね。