ある日の晩御飯。
朝から家事をすませ仕事を終え、くたくた。
また、晩酌が一番の楽しみなわたしなので(笑)
なるべく手早く夕食づくりをしたい!
とはいえわたし以外の家族はそれぞれ偏食家ばかり。
夫はおかずを翌日出すと箸をつけへんし、
作り置きはできない・・・(泣)
子どもたちはといえば、シンプルな味付けでないと嫌がるので、
大人と同じ鍋で一つのおかずが作れません。
それぞれの好みにあわせられて、
かつ、手軽に作るにはどうしたらいいんやろう?
ヒントにしたのは、大学生時代のアルバイトでした。
大学生のころ、割烹料亭屋さんでお運びをしていたのですが、
小さなお店なのでバイトのわたしもちょっとした盛り付けをしたり、
薬味や付け合わせを作ったり。
そのかたわら、大将のようすを横で見ていて、
手早く料理を作る様子に感動!
お客さんの食べるスピードに合わせて、
まるで魔法のように生み出される料理のかずかず。
なぜ、こんなに早くできるんやろう?
日々その様子を観察していると、
その秘訣が「下ごしらえ」にあることがだんだんわかってきました。
野菜はあらかじめ洗って切っておく、
根菜は軽く火を通しておく、
葉物はゆでて水気を切っておく・・・
そうやって食材をまとめて下ごしらえしておけば、
食べる直前に「最後のひと手間」をかけることで、
手早くできたての料理が完成。
そんな記憶をたぐりよせ、
家でのご飯づくりでも少しずつ、下ごしらえを試してみるようになりました。
茹でてある葉物ひとつ冷蔵庫にあるだけで、
ぐっとご飯づくりが楽ちん!
ちょっとずつ、そのバリエーションも増えていきました。
これはさいきん冷蔵庫に入っていた「下ごしらえ食材」のかずかず。
ねぎは1束まとめて小口切りに、
れんこんととうもろこしはまるごと一本カットしてレンチン。
紫白菜半玉とオクラ2パックはゆでておき、
なすは一袋すべてカットして炒め、
ミンチはそぼろにして返しで軽く味付け、といったぐあい。
(ししとうの炊いたんだけ、作り置きです^^
これは冷蔵庫で冷やしてくたくたになったのが美味しい)
味をほとんどつけずに下ごしらえしていあるので、
偏食対策もOK!
たとえばレンコンは子どもたちは素焼きして塩だけで、
大人はカレー塩でピリ辛に。
別の日にはチーズとマヨでグラタンふうにし、おべんとうに。
オクラやとうもろこしは子どもたちはそのままで、
大人はおかかあえにして。
子どもたちは市販のおやつをあまり食べないので
(食べられると母はたすかるのだけど、笑)おやつ代わりにつまむこともありますし、
おみそ汁の具などにもさっと使えます。
これらはまとめて作っているわけではなく、
他の物を調理しているあいだにちょこちょここしらえ、
貯めておいたものがほとんど。
使いかけ野菜や使いかけのお肉などは、
ついつい冷蔵庫の中で存在感を失いがち・・・^^;
わたしもかつてミイラ野菜作りをしょっちゅうしていました・・・
でも、こうしてまとめて調理しておけば、
冷蔵庫から取り出してすぐに調理できるし、
まな板を洗う回数もぐっと少なくなるのです。
大根人参レンコンなど根菜やカボチャ、とうもろこしはレンチンがお勧め。
耐熱容器を選べば容器のまま調理して保存もできます。
葉野菜の下茹でなどもあくの少ないものからやっておけば、
お湯も使いまわせて経済的ですよ^^
(オクラは軸をとらずに茹でれば粘りが出ないのでお湯を使いまわせます。)
平日はこんな感じで手早く作る夕食ですが、
週末はゆっくり煮込んだりじっくり焼いたりする料理を。
また、家族で作りながら食べられる手巻き寿司や鉄板料理も多いかな。
なかなか外食もままならないご時世。
出来るだけ手間をかけず、気負わない料理で乗り切っていけたらな~^^