FU-KOの細ひもサロペット。
最初に発表してから、およそ5年になるでしょうか。
何度となく手直しを加え、気軽なお出かけ着はほとんどこれ♪
というぐらい、愛着のある一枚です。
そんな自信作のサロペットを、
今月発売のCOTTON TIMEで発表させていただきました。
My bestレシピとして、作家が長年作り続けるアイテムを
ご紹介する特集ページに掲載いただきました。
さらに、
後ろパンツがサロペットのものと共通の型紙で作れる、
ラップパンツ2種もご紹介しています。
個人利用にのみ使っていただけるレシピなので、
販売はしていただけませんが、ぜひ生地違い、色違いで楽しんでいただきたいと思います。
COTTON TIME (コットン タイム) 2022年 01月号 [雑誌]
こちらのサロペット、展示会でもずっと人気の一枚。
なかには2枚色違い、素材違いでそろえる方も少なくありません。
やはりその理由は、着心地の良さ。
さらに、その着心地の良さのひみつは、
肩紐からウエストにかけてつながるバイアス紐。
全部で8個のハトメを通ってつながっているので、
紐を止める位置を調整することでウエスト位置を変えられ、
締め付けもなく快適に過ごせるのです。
そんなハトメと打ち具について教室の生徒さんやブログ読者の方から
「どんなものを選べばいいか・・・」とよくご質問をいただくので、
わたしが使っているものをご紹介しますね。
内径9mmの真鍮製のもの。
アイレット25【アンティーク】250セット入1袋
もちろん、これでも問題なくつけられるのですが・・・
教室などで付け方をお教えしていると、
慣れるまでけっこう大変なイメージがあります。
なぜかというと、打ち具のこの形状。
こちらの画像の方がわかりやすかな。
こんなふうに、受け具と打ち具、
それを打ち込む棒の3つで構成されています。
内径が9mmとか10mmとかの大きめの金具だと、
打ち具の棒が細すぎて安定せず、
かなり力を入れないときれいに打てなかったり、バランスが崩れて曲がってしまったりするのです。
慣れていると問題なくつけられるのですが、
初心者の方はどれぐらいの力加減で打てばいいかわからず、
失敗されることが多くて。
なので、出来ればこちらのタイプの打ち具がおすすめ。
ハトメを打ち付けるために生地に穴をあける必要があるのですが、
ハサミの刃先で開けるときれいに丸く開けられなかったり、穴が大きすぎてしまったり・・・
けっこう神経を使うもの。
これがあると、穴を素早くきれいに開けられます。
そうそう、
目の詰まった帆布や革につける場合はハトメの内径とぴったりでいいのですが、
布地につける場合は1mm程度狭いものを選ぶとほつれを防げてよいかと思います。
ついでに、
ハトメと打ち具以外に必要な道具たちをご紹介。
左から時計回りでハーフブロック、ぼろ布、
カッターマット(100均のもの)、金づち。
ブロックは河原に落ちてた大きめの石でも代用できますが、
安定している方が作業しやすいのでできればブロックを。
マットはゴム板でもOKです。
ぼろ布はブロックで床を傷つけないため。
また、生地とマットの間にはさんでおくとマットを傷つけず、かつ美しく穴があけられますよ~。
(さおりさんに教えて頂きました♪)
実際のハトメの付け方については、
詳しいサイトがありましたのでご紹介させていただきますね↓
道具をそろえる必要があるのでめんどうなイメージのハトメですが、これがマスターできると作品作りの幅も広がり、仕上がりもぐんと見違えます。
ぜひチャレンジされてくださいね~!