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15歳長女の常備菜づくり、2週間がたちました。家事に正解はないけれど。

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ここのところ夕食まえになると、
こんな光景が見られるように。

台所にたつ、長女ゴン。
何を作っているかというと、まいにちのおかず。

たとえばひじき煮、にんじんきんぴら。
大根葉ふりかけ、大根と鶏むねの炊いたん。
ほうれん草バターソテーに、ねじりこんにゃく。

ちょっと茶色いメニューが多いけど…

きっちり下ごしらえと計量をするので、
ほんと美味しい。


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とくに、このねじりこんにゃくは園児のころからの得意料理で、
いわく厚さと切り込みの深さにこだわりがあるんだとか。

こんにゃくがこの形に慣れてくれるまで、
しばらく置いておかないといけないらしい。
なるほどなあ。



前も少しお話ししたのだけれど、
わが家では家事シェアは担当制を施行。





プロセスとしてはこう。

①見直し時期に来たとリーダー(わたし)が判断したら、
メンバースケジュール調整、招集のうえ会議

②前回決定事項を振り返り

③現在の家事内容とその時間を見える化したもの
(エクセルの表などに簡単にまとめる)を皆で見て、
各自担当できそうな項目を話し合う

④実行


という流れ。


おおまじめに、ビジネスライクにやるのには意味があり。

ひとつはお互いが対等なメンバーであることを自覚するため。
そして、感情をさしはさんでしまうと冷静な論議ができないから。
(たまにさしはさんでしまうこともあるけど・・・)



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みんながいつでも原点に立ち返れるよう、到達点はシンプルに。

お互いが元気で暮らせるよう力を出し合うこと。
子どもたちは自立のために家事力を習得すること。

そのために各自が今のスキルでできることを模索する。
そんな会議でありたいと。


ゴンがおかずづくり担当になったのも、
こういった経緯。

私「(表をみながら)なにかこの中で出来そうなことある?」
ゴ「わたしは決まったことを決まった時間にやるのは無理」
私「そっかー。でも家事は大体において次の作業と連続しているしなあ」
ゴ「こんなに食器洗いに時間がかかるなら、いっそ使い捨て容器を導入したら?」
私「たしかに、その発想はなかった。ただ…(電卓をたたいて)
1人ならまだしも4人だと却って高くつくな」
ゴ「そっかー、そらあかんな。わたしの性格的にはもっとこう、
空欄を埋めるようなのがいいんやけどな」
私「空欄を埋めるってどういうこと?」
ゴ「家事って際限がないやんか。だけどわたしの性格では
とことんまでやらないと気がすまないか、
まったくやらないでも気にならへんねん。
だから初めから定数が決まっていて、
一つなくなったらそれを埋めていくみたいな感じがいい」
私「なるほど~。じゃあ…」

そこで思いついたのがおかず作りだったというわけ。




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こんなふうに3つおかずの容器を用意し、
1つなくなったら1つ補充してもらうことに。

彼女の好みを聞いたら「今好きなんはピンクやな~」だそうなので、
ふだん使っているパックアンドレンジにピンクがあるので、
それを採用。

今使っているやつとサイズも合うしね。



同じ原理でお茶作りも担当してもらうことになったら、
これもうまくやってくれています。




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かつては私が勝手に出来そうなことをわりふったり、
褒めてやらせようとか、こざかしいことをしたことも。

でもそれじゃ苦手意識ばかり先立って継続しない。

やっぱりひとつひとつその時の段階と状況とを、
すり合わせていくしかないのだと思う。

子どもが幼いなら、これまであまり家事に携わってこなかったなら、
ほんの1分で終わるような小さなものでいい。
無理なく毎日続けられるのがいい。

毎日やっていれば、しぜんと手が動く、体がついていく。
そのうち心が心地よさをおいもとめるようになる。

さらに、繰り返しの中で小さな違いにも気づけるように。
それならばああしてみよう、こうしてみようと
工夫する力もついてくるもの。

家事に正解があるわけじゃない。

時と場合によっては、ゴンの言うように使い捨て容器が
ぴったりくるシーンがあるかもしれない。

でも、今の私たちにふさわしい「ええ加減」をもとめるべく
これからも会議はつづくのです。



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by fu-ko-handmade | 2023-05-30 17:00 | 子どもとのこと

手づくり暮らし研究家、FU-KOこと美濃羽まゆみのblogです。京都の古い町家から「ものを作る、幸せのかたちを作る」をテーマに、手づくりのある暮らしを提案します。


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