「寝た子を起こすな」は子どものため?くらら庵での、いのちのお話会に思ったこと。
2023年 06月 28日
初めて丸オクラが収穫できました。
講師は美山で活動されている中島舞さん。
わたしたち人を含めあらゆる生き物が持つ、
たった二つの目的とは?
そんな哲学的命題からスタートし、
柔らかくかつ力強く紡がれる語り口に、
大人も子どももじっと聞き入った90分。
「寝た子を起こすな」なんて考えもあるらしいけれど。
望まれない妊娠に、性暴力、性犯罪…
子どもを守るためと言いながら、
全く逆のことになっているのではと
愁う出来事もまた多いのも事実。
かけがえなく尊い存在であるということ。
いのちのお話の本質はそこにある。
聴き終えたまめぴーがほっとした表情で
「みんな恥ずかしそうにするし、
こういうの他の人とお話ししちゃいけないのかな、
って勘違いしてたけど、そうじゃないって聞けて良かった」って。
産まれるって当たり前じゃなく実はすごいことなんや。
こうして家族と出会えたのは奇跡なんやな。
そう口にしてくれた事がもう、答えやと思う。
大学でジェンダー教育に出会い、
LGBTの同級生たちに囲まれて
衝撃を受けまくったわたしとしては、
子どもたちに今こそフェミニズムを学んで欲しい。
フェミニズムは誤解されることも多いけど、
ほんらいは老若男女あらゆる人にとって必要なこと。
たとえマイノリティと呼ばれる立場にあったとしても、
差別と搾取を受けることなく尊厳を傷つけられない。
そのための学問だと思うのです。
ジェンダーやフェミニズムについての
お話会も開催できたらなあ。
そんな次の目標がうまれた週末だったのでした。