これぞハンドメイドの醍醐味。ものを作り、幸せのかたちを作る。

なんだかご無沙汰です。

11月からくらら庵の2号店(？)ゆらり庵がオープンし、
撮影や新刊制作、取材など相まって、
日々があれよあれよと言う間に過ぎていきました。

そんな中、ずうっと前に
頼まれていたお品をいくつか仕上げ。

ひとつは、ご自身で紡ぎ、
織り上げられた生地を託して頂いての一枚。

種から育て、収穫し、糸になり布になるまで。
途方もない時間の連なりがあったのだな。
鋏を握りながら背筋がのびる思い。

生地の幅やはぎれのサイズからデザインを逆算して。
切り替えとヘムラインが特徴的な、
すてきなジレが出来上がりました。

Aさん、とっても似合ってらして嬉しい。

もうひとつの頼まれごとは、
もう5年以上前にオーダー頂いた子ども服のお直し。

きょうだいに受け継がれたブラウスは一度解き、
長く着られるよう襟ぐりを可能な限り広げ、
裏地を足して丈を伸ばし。

膝がすっかり擦り切れてしまっていたサロペットは、
パッチワークを加えました。

「もう着られなくなってしまったけど、
たくさん思い出が詰まっているから、
ずっと手元に取っておきたくて」

嬉しい言葉にじんと胸が熱くなりました。

こないだの撮影は動画。

制作会社さんからプロデューサーさんおひとり、
カメラマンお二人においで頂いて、
わが家の冬支度を撮って頂きました。

月末のアップにむけ、現在絶賛編集中とのこと。
また公開されたらこちらでも知らせしますねー。