感じる視線。
のりまき、早いもので今年の春で3歳。
相変わらずストレスを感じると
粗相してしまう困ったさんやけど、
おかげで家族全員、床に物を置かない癖がついたかも。
まめぴー、なかよしの同級生たちと
遊びの約束を巡ってトラブル。
運悪く仲間はずれのような目に遭い、
「ぼくが不登校やから仲良くしてくれへんのかなぁ」
としくしく泣き始めた。
そんなことないよ、の二の句はぐっとおさえ、
隣に座ってしゃくりあげるのを
「それは哀しかったなぁ」と背中ぽんぽんして。
落ち着いたころに「もしかしたらやけど」と、
わたしの感じたことを伝えました。
確かに今回の彼らのしたことはよくないことに思える。
けれど彼らにもなにか、わけがあるのかも。
彼らは毎日学校に行って顔をあわせてるからね。
そちらの仲を優先するのは
人心として自然なことなのかもしれないよね。
とはいえ、彼らのしたこととあなたの属性には
これっぽっちの関わりはないよ。
もしあなたの不登校が原因で彼らがそうしたのだとしても、
人生のどこかのタイミングで、
ああ、自分は間違ってたと気付くはず。
人にラベルをつけて尊厳を損なおうとすることは、
翻って自分を追い詰めることにもなるのだから。
だからあなたは胸をはっていていいんだよ。
そんなような事を、
ゆっくりゆっくり話しました。
悲しい思いには蓋をしないで、
感情をしっかり味わい切って、
出来事をしっかり仕分け出来たのなら、
未来のあなたにとってそれはきっと、大切な糧になる。
しばらく涙が底をつくまで泣き続けたら、
お腹がすいてきたらしく、
お菓子を食べたらホッとした表情。
両手にお菓子を持ったまま、
「心がきんきんに冷え切ってあたたまらないよ‥」
なんて真面目な顔して言うものだから、
おかしくて笑ってしまった。
つられて二人でふふふとなって、
気晴らしに久しぶりに公園に。
鉄棒にぶら下がって見つけた一番星。
しばらくお休みしてた自宅学習を、
また新年から少しずつ再開したいと彼。
うん、ぼちぼちやってこう。